安倍晴明命日祭を行うという熊野神社へ
この夏、ほんと暑かったですよね。
私は夏が好きなんですが、今年の暑さには本当に参ってしまい、全く外に出る気になりませんでした。
でもようやく体力気力が戻ってきた先月(9月)、イラストの素材や資料になるものの撮影に行きたいな・・と思って、調べていました。
すると、なんと調べた翌日に、安倍晴明命日祭を行う神社を発見!
そこは、葛飾区の熊野神社。しかもこの神社は、八咫烏も祀っているそうな。
私はちょうど、八咫烏シリーズ(文藝春秋)を読んでいたので、なんという奇遇!と思って行くことにしました。
そして翌日。最寄駅の青砥駅に到着。
住んでいる東京都内ではあるものの、我が家からはかなり遠いこともあり、初めてこの駅に降りました。
地図アプリに沿って歩くこと10分ちょっと。
幼稚園が隣接している神社、あった!
しかもこの神社、神馬も3頭飼っているらしく、神社の隣でポニーがのんびり草を食べていました。
幼稚園側からの入り口。立派ですね。
灯籠には八咫烏が!
そうそう、カラスって昔は「神の使い」とされていたんですよね。
神社を撮影していると、
「これから安倍晴明の命日祭事を行いますので、良かったらお入りください」
と呼びかけられ、境内の社屋の中に入ることに・・・
すると、神主さんが現れ、太鼓を叩き始めました。
ドーン、ドーン!
社屋がビリビリするような迫力な音に、後ろの人はスマホを落としていました。
神主さんはその後、祭壇で祀られている安倍晴明に祝詞を唱えていました。
さてしばらくして祝詞が終わると、神主さんが
「では、皆様玉串をご奉納ください」
と言って、榊を祭壇に備えるよう促されました。
え・・・?
ただ撮影にきただけなのに、祭事に参加させてもらい、玉串の奉納までさせてもらえることにおっかなびっくり。
幸い最初ではなかったので、どういうふうに奉納するのか観察していました。
まず祭壇に向かって一礼、祭壇の前に玉串を祭壇に置き二礼二拍手、そしてお祈りし、最後に一礼して席に戻る。
慣れていないので、こんな簡単な動作でもテンパりそうになります・・・
でもなんとか自分も番を終え、参加者全員(十人くらい?)奉納しおわり、終了となりました。
なんと最後に、記念品までいただいてしまいました。
家に帰って開けると、素敵な梅干し!
ちなみに帰りに、今受験生の次女に八咫烏のお守りを買って帰りました。
五角形で「合格」なんですって!
なんだかかっこいいうちわまでいただき、嬉しい〜
最後に神主さんに、
「もしよかったら神主さんのお姿を撮影させてもらっても良いですか?」と聞くと、
「良いですよ、この中は一応撮影禁止にしていますが(許可を得てYoutube動画を撮影している方はいました)、外に出ましょう」
と快く許可していただきました。
神主さんの後ろ姿や烏帽子の質感など、実際に見てみたかったんですよね。
この熊野神社、八咫烏をモチーフにしたゲームのマークに似ている!ということで、最近そのファンがけっこう訪れているそうです。
撮影させてもらった写真、そして実際の体験を、絵に生かしていきたいと思います。
ちなみに、八咫烏シリーズの「弥栄の烏」の表紙を想定して、装画を描いてみました。
今回は完全にデジタルで描きました。
今度、八咫烏も描きたいです。