トイレに橋が!?豪華絢爛な雅叙園東京
「ホテル雅叙園東京で結婚式を挙げる予定だったカップルが突然式場から結婚式キャンセルさせられた」というニュースがやっていました。
私の友人がここで式をあげて参列した時に、その豪華さと歴史ある建物に本当に驚いたので、式をあげられない人たちはさぞがっかりだと思います。
目黒雅叙園は昭和6年、細川力蔵氏が芝浦の自宅を改築して高級料亭として開いたのが始めらしいのですが、さまざまな美術品があちこちにあり、まるで美術館。
「百段階段」では、よく企画展示も開催されていて私も何度か行っていたのですが、広大な敷地と豊かな文化財と、新たな展示など組み合わせて本当に面白い場所です。
雅叙園が貴重な場所であること、もしピンとこない人がいたら、どういう雰囲気なのか以前行った時の写真をブログにまとめました。

よく企画展示している「百段階段」は、だだっ広い雅叙園の入り口すぐ左のエレベーターであがって3階なんですが、そのエレベーターも螺鈿細工の圧巻のゴージャス感でワクワクします✨

ところで「百段階段」て実は、九十九段なんですよね。

その横に広い部屋がいくつかあって、そこで展示が行われています。
私たちが行った時、最初の部屋には、昔の部屋を再現したような調度品が。

昔の道具を見ていると、「レトロ」だけでは言い表せられない、丁寧に作られた物の良さを感じます。
ところでここで撮影すると、まるで大正・昭和初期にタイムスリップしたみたいですよね💦

ちなみに百段階段の隣にあるトイレ、こんなに広い!(使用はできません)

さて雅叙園の結婚式会場やレストランがある方向へ移動。
建物全体が芸術品といっても過言ではなく、あちこちに名画やレリーフが飾られています。

トイレの入り口がこれ!


1階にあるトイレは、中に橋もあります! そして個室1つ1つが広いし豪華✨

目立たない、階段の上にも美術品が・・・


窓も素敵です。
展示を見て駅に帰る時に雅叙園の中を通っていたら、雅叙園の一部が「amazon」になっていてびっくり! 一瞬目を疑いました。
実は雅叙園の目黒出口に近い「アルコタワー」テナントになっていて、その中に「amazon」が入っているようです。
amazon社食もあり、外国人の方が多い雰囲気・・・
その時は「コロナ禍で宴会や結婚式が減ったからかな」と思っていたけど、今回の「結婚式キャンセル」は、カナダの資産運用会社が所有することが要因とのこと。
びっくりしたんですが、実はその前は日本企業→アメリカ投資会社→日本企業→カナダ投資会社とコロコロと所有が変わっていたそうです。
この歴史ある貴重な建造物が海外資本になっていたとは、本当に残念だなと思います。
ここで結婚式をあげた友人は、おばあちゃんが昔雅叙園で働いていて、写真も家にあるそう。
贅を尽くした貴重な建造物・文化。 無くしたらもう絶対に作れない。
そういうものも、もう日本人だけでは持ち堪えられないのか・・・。
休館は2025年10月1日からだそうなので、もし行ける機会がある人は、その前にぜひ行って見てみてください。
私も、休館前にまた行っておきたいと思います。
百段階段の企画展に行った時の話↓
大正浪漫あふれる女性のイラスト↓