「食べもの通信5月号」〜作ってみたい四季の保存食〜挿絵 コールスローサラダ
食べもの通信5月号の【作ってみたい四季の保存食】では「コールスローサラダ」の挿絵を描きました。
今号はなんと、巻頭ページとなっております。

私、キャベツは好きな野菜NO.1といっても過言ではないので、張り切って描きました。
資料写真を見ながら、コールスローサラダのみずみずしさをイメージします。
今回、背景は明るめの黄緑、器はターコイズブルーにしました。

さていつもは材料のモチーフを描くことが多いのですが、今回は「立て塩」についての説明を加えることに。
見てすぐ理解できるよう、ビーカーと大さじに入った塩を表現。
ちなみにアナログで素材を描き、文字などは後からデジタルで合成しています。
左が原画で、右は実際の誌面です。
印象、ちょっと違いますでしょうか?

完成画はこちら。
文字はデジタルペイントで手書きしたものを、原画と合成しています。

コールスローのサラダも、原画と誌面を並べてみました。
明るい黄緑はなかなか印刷では出にくい色ではあります。
・・・が、誌面でも皿とサラダはかなり原画に近いと思います。
印刷屋さん、細かい調整をどうもありがとうございます。

さて、本日(5月9日)は次号の色校正のため、食べもの通信社さんにお伺いしました。
毎回、イラストだけではなく写真の色や各ページの構成まで細かく話し合われています。
話し合いが終わり、しばし雑談。
そこで、やっぱり「水彩絵」を原画の色に近く出すのって難しいよね、というお話になり。
昔は印刷屋さんに原画を渡して、印刷屋さんに色も合わせてもらうのが普通でしたが、今はアナログで描いても自分でデジタル化して納品が普通。
でも自分でも毎回、色のモード(RGBからCMYK)を変える時の調整が難しいんですよね。
(とはいえ、描いた人以外がそれを担当する場合はさらに重荷ですよね・・。)
どうしても変わってしまう色があるし紙によっても色の出方が違ったりする・・本当に奥が深い。
でも毎号、編集者・デザイナー・イラストレーター・印刷業者の方が集まって、ここまで話し合うのはすごく丁寧に作られているなと実感します。
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さて、色校正が終わるといつも行ってみたいお店を探しているのですが、今回はパン屋さんの「MIYABI」に行ってきました。
ミネストローネやサラダ(大盛り)とパンのセットなどお手頃でおいしい!
お店は外国からの観光客もいて、かなり混雑していました。
でも神保町は個性豊かで面白いお店があるので、これからも色々開拓していきたいと思います。
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イラストレーター翠唯(すい)
退職後、充電期間を経てフリーのイラストレーターとして活動中。
シズル感のある飲食物や、きらめき感のある情景を描きます。
企業PRイラスト、書籍や雑誌の挿絵・装画制作、教科書挿絵など実績多数あり。
得意モチーフ:飲食物、着物、制服
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