「食べもの通信1月号」〜作ってみたい四季の保存食〜 挿絵制作
創刊55周年を迎えたという、長い歴史を持つ雑誌「食べもの通信」。
今年から巻頭のページがカラーになるということで、そちらで紹介する四季の保存食のイラストを担当させていただくことになりました。
1月号は「カキのしぐれ煮」 。
資料写真はいただいたのですが、材料(牡蠣)が手に入ったので購入。
生牡蠣は夫のお腹に入る前に十分撮影し(笑)、殻は洗ってから資料として残しています。

牡蠣の殻はゴツゴツしていますが、中は白く美しい。
この硬い殻で柔らかい身を守っているんだなぁ。
さてむき身のパックを使って実際に「しぐれ煮」を作り・・・いや、夫に作ってもらいました。(笑)
完成!(だいぶ縮んだ)

実は私、牡蠣がちょっと苦手なんですが・・・
すごくおいしかったです!
お酒に合いそう。
その味わいをこめて挿絵を制作しました。

牡蠣はみずみずしく。
どちらも、海の雰囲気を感じてもらえるように背景の色を決めました。

グロテスクにならないよう「見たまま」ではない部分もありますが、省略するにしても、「どんな質感なのか、味なのか」など、描く上で情報は多いに越したことはないと思っています。
資料写真だけで描く場合は、なるべくたくさんの写真を見るようにしています。
実際の誌面はこちら↓

今話題の「発酵食品」や「花粉症対策」の情報や、フランスの食生活の記事など載っている読み応えのある雑誌です。
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これから毎月、保存食の美しさをイラストでどう描くのか、私も気合いを入れていこうと思います!