黒板アート・雑誌仕事完了後、シビュラ展へ——濃密な1日

昨日はちょっと珍しく忙しい1日でした。

朝は、店内黒板イラストをお任せしていただいているお惣菜やさん「37 de 5 1/2(みんなでごはん)」で、冬仕様のイラストに描き変えに行きました。

ボードは一度描くと濡らした布で拭いても汚くなってしまうので、描き損じないようあらかじめ型紙を作っておきました。

紙に穴を開けて、だいたいの形をなぞっていきます。

しかし・・・白のチョークが残り少ないことが判明!

今回シマエナガなので、違う色で代用というわけにもいかないし・・。

「足りますように」と思いながら、まんべんなく塗りつぶしていきました。

とことんまで白を使い切りましたが、なんとか足りた〜

クリスマスやお正月の雰囲気を感じられるように、白と赤でまとめました。

身を寄せあうシマエナガは「シマエナガ団子」と呼ばれているそうですが、おしくらまんじゅうしてるみたいでかわいくて。

この絵を見た人が、ほんわかした気持ちになっていただけたら嬉しいです。

挿絵を担当している「食べもの通信12月号」も置いておきました。

待ち時間に手に取ってもらえますように。

さて一度家に帰ってから、今度はその食べもの通信社さんへ。

月1回の色校正の日なんですが、先月開催された「食べもの通信 55周年のつどい」の会場で展示していただいた原画を返却していただきました。

今年1年色々な食材・料理を描かせていただいて、すぐにイメージが思いついたり、なかなか浮かばず悩んだりと色々あったな・・と思い出しました。

色校正の場では編集部の方々の他、デザイナーさん、ライターさん、印刷所の方々と接して色々な話を聞くことができて、デザイン経験のない私にとってありがたい場です。

「食べもの通信」さんのお仕事、(私は)今年はこれにて終了ですが、来年も楽しみです。

帰りには編集長から素敵なお菓子をいただきました。

帰ってから開けましたが、かわいいお菓子!

素朴な味わいで、ついついつまんでしまいます。

息子に「食べて良いよ」と言ったら、ものすごいスピードで食べていくので、「ちょ、そこまで!」と静止しました。笑

さて、色校正の後は京橋で開催されている「シビュラ展」へ。

地下鉄「京橋」駅からすぐのはずなんですが・・地図アプリ頼りに向かったら「ギャラリーくぼた別館」についてしまい、「え?どこ?」とぐるぐる歩き回り。

スマホの充電がなくなるっ!となった時に、すぐ近くに「ギャラリーくぼた本館」を見つけられました。

エレベーターで5階へ。

SNSでフォローさせていただいている作家さんがたくさん出展されてる!

ずらりと並んだ原画・・・やはり肉眼で見ると、迫力があります。

スマホやパソコンの画面で見るのとはもちろん大きさも違うし、マチエールやきらめき感など作品から発せられる情報量がとても多くて、各作家さんの個性がより際立って感じられました。

1枚1枚見るたびに、

平坦に見えたのに、原画ではこんなふうに立体的になってたんだ!

どうやって描いたんだろう?

などの発見があったり、額装などで絵の世界観が強調されるのもまた、興味深かったです。

満喫して会場を後にしました。

これからまたSNSで絵を拝見した時に、この原画の持つ雰囲気やパワーを思い起こすことができるような気がします。

盛りだくさんの、充実した1日でした。

来年もたくさんのお仕事や人・作品に出会えるよう、フットワーク軽く活動して行こうと思います!

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イラストレーター翠唯(すい)

デザインの専門学校を卒業後、映像系グラフィックス制作に携わりながら、個人でイラストの仕事も請け負う。
退職後、充電期間を経てフリーのイラストレーターとして活動中。
シズル感のある飲食物や、きらめき感のある情景を描きます。
企業PRイラスト、書籍や雑誌の挿絵・装画制作、教科書挿絵など実績多数あり。
得意モチーフ:飲食物、着物、制服
イラスト制作に関するご相談・ご依頼や、ポートフォリオご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。